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住所APIナビ

日本のジオコーディングAPI比較:Google・Yahoo!・HeartRails・Geolonia・NAVITIME

住所から緯度経度を求めるAPIを、料金・認証・クレジット表示・キャッシュ条件で比較します。無料に見えて商用条件が付くもの、規約でキャッシュが禁止されているものがあるため、記載を項目ごとに整理しました。

情報の最終確認日:ページ更新日:人手による確認待ち

結論から

ジオコーディングは「無料かどうか」より、クレジット表示・商用条件・キャッシュ可否で選択肢が絞られます。

  • 商用サービスで、条件をすぐ確定させたい

    Google Geocoding API。課金は必要ですが、商用可否や制限が数値で公開されており、稟議に載せやすい選択肢です。

    Google Geocoding の詳細

  • 個人開発・非商用で日本国内だけ扱う

    Yahoo! ジオコーダAPI または HeartRails Geo API。いずれもクレジット表示が必要な点だけ先に確認してください。

    HeartRails Geo の詳細

  • 外部APIへの依存を無くしたい・大量に処理したい

    Geolonia のデータを自前でホスティングする方法。オープンデータなので回数制限の心配がなく、レイテンシも自社で制御できます。

    Geolonia normalize の詳細

  • 法人契約で、サポートと多言語出力が要る

    NAVITIME API。ただし利用規約でキャッシュ保存が原則禁止されているため、システム設計に直接影響します。先に規約を読んでください。

    NAVITIME API 住所検索の詳細

座標が本当に必要かどうか迷っている場合は、先に検証・正規化・検索の違いを確認してください。郵便番号から住所を埋めたいだけならジオコーディングは不要です。

比較表

比較対象APIの主要項目(各項目の出典と確認日は各APIの詳細ページに記載しています)
API料金認証商用利用出典表記レート制限
Google Maps Platform Geocoding APIジオコーディング・リバースジオコーディングSKU は Essentials カテゴリの「Geocoding」。1,000リクエストあたりの単価は公式の料金表を要確認。利用にはプロジェクトごとの課金有効化が必要。APIキー、または OAuth トークンをすべてのリクエストに付与。要確認既定のクォータは 25 QPS、上限は 3,000 QPM。日次クォータは太平洋時間の午前0時にリセット。
詳細を見る
無料枠
要確認。かつて全課金アカウントに月 200 USD のクレジットが提供されていましたが、公式ドキュメントには「2025年2月28日まで」と記載されており、現行の無料枠は改めて確認が必要です。
レスポンス形式
JSON / XML
SLA
要確認
キャッシュ条件
要確認(Maps Platform 利用規約の License Restrictions を参照)。
日本語ドキュメント
あり
情報の確認日
2026-07-29
Yahoo! JAPAN ジオコーダAPIジオコーディング公式ドキュメントに料金の記載はありません(要確認)。アプリケーションID(appid パラメータ)。全リクエストに必須。条件付き必要公式ドキュメントに回数制限の記載はありません(要確認)。URLの最大長は2048バイトと記載。
詳細を見る
無料枠
要確認
レスポンス形式
XML / JSON / JSONP
SLA
要確認
キャッシュ条件
要確認
日本語ドキュメント
あり
情報の確認日
2026-07-29
HeartRails Geo API郵便番号検索・ジオコーディング・リバースジオコーディング商用・非商用ともに無料と記載。大規模サイトについては有料プランの検討が案内されています。公式ドキュメントに認証に関する記載はありません。必要公式ドキュメントに記載なし(要確認)。
詳細を見る
無料枠
無料。無料で利用できる上限リクエスト数の記載は確認できませんでした。
レスポンス形式
XML / JSON / JSONP
SLA
要確認
キャッシュ条件
要確認
日本語ドキュメント
あり
情報の確認日
2026-07-29
Geolonia normalize-japanese-addresses住所正規化・ジオコーディングライブラリのソースコードは MIT ライセンスで無償。公開データエンドポイントも現時点では「制限無しの無料公開」と記載。認証なし。ライブラリから公開エンドポイントへ HTTP でアクセスします。条件付き必要公開エンドポイントに回数制限の記載はありません(要確認)。
詳細を見る
無料枠
公開エンドポイントは無料。ただし「様子見ながら公開を停止や変更など行うことがあります」と明記されています。
レスポンス形式
JSON
SLA
要確認
キャッシュ条件
データを自前でホスティングすることが可能です。商用稼働については「ご自身でデータを作成しホスティングすることを強くおすすめします」と記載。
日本語ドキュメント
あり
情報の確認日
2026-07-29
NAVITIME API 住所検索郵便番号検索・ジオコーディング・リバースジオコーディング直接契約は「初期導入費用および月間の利用アクセスごとの料金テーブル」で、顧客ごとに個別設定。金額は非公開。APIマーケットプレイス経由(RapidAPI / SBI API Hub)ではプラン制で、アクセス数の上限が設定されています。クライアントID(CID)と電子署名。契約形態(直接契約 / RapidAPI / SBI API Hub)によって条件が異なると記載。条件付き要確認数値は非公開。「具体的なリクエスト数については、営業担当までお問い合わせください。」と記載。上限超過でサービスに影響が出た場合は利用状況の見直しを依頼することがあるとされています。
詳細を見る
無料枠
90日間の無料お試しあり。RapidAPI の BASIC プランと SBI API Hub の Trial プランは無料で、いずれもアクセス数の上限は500と記載。
レスポンス形式
JSON
SLA
要確認
キャッシュ条件
原則禁止。利用規約に「本申込書に定めたデータを本申込書に定めた用途のために保存する場合を除き、…データ…をキャッシュ等に保存してはならない」と明記されています。
日本語ドキュメント
あり
情報の確認日
2026-07-29

それぞれの違い

Google Maps Platform Geocoding API

住所から座標、座標から住所の両方向を扱います。レスポンスは JSON と XML。認証は APIキーまたは OAuth トークンです。

制限が数値で公開されているのが最大の利点です。既定のクォータは 25 QPS、上限は 3,000 QPM と明記されており、日次クォータは太平洋時間の午前0時にリセットされます。容量設計を数字で詰められます。

一方で無料枠については注意が必要です。公式ドキュメントには全課金アカウントへ月 200 USD のクレジットが提供される旨の記載がありますが、「2025年2月28日まで」 という条件が付いています。現行の無料枠がどうなっているかは、必ず最新の料金ページで確認してください。当サイトでは推測で埋めず「要確認」としています。

Yahoo! JAPAN ジオコーダAPI

日本国内向けのジオコーディングAPIで、XML・JSON・JSONP に対応しています。認証はアプリケーションID(appid パラメータ)です。

導入前に必ず確認すべき点が2つあります。

  1. クレジット表示が必須です。 「Yahoo!デベロッパーネットワークの提供するAPIを利用するすべてのサイトやアプリケーションには、クレジットを表示する必要があります」と明記されており、「Webサービス by Yahoo! JAPAN」等の指定された表記を、アプリケーション下部に表示する必要があります。HTML ソースの改変は禁止されています。
  2. 商用利用は事前の問い合わせが前提です。 ガイドラインは非商用の利用を想定していますが、「ただし、このガイドラインは商用サイトや企業による利用をすべて禁じるものではありません」とも書かれており、商用の場合は Yahoo! への問い合わせを経る必要があります。

回数制限と料金についての記載は公式ドキュメントに見当たりませんでした。

HeartRails Geo API

郵便番号検索、緯度経度からの住所検索、キーワードからのサジェスト、最寄り駅取得をまとめて提供しています。商用・非商用ともに無料と記載されており、大規模サイトについては有料プランの検討が案内されています。

こちらもクレジット表示が必要です。「出典:「位置参照情報ダウンロードサービス」(国土交通省)を加工して作成」という表記を出せるかを、実装前に確認してください。

回数制限の記載は公式ドキュメントに見当たりませんでした。

Geolonia normalize-japanese-addresses

厳密にはジオコーディング専用のサービスではなく、住所の正規化ライブラリですが、正規化の結果として緯度経度も返します。ソースコードは MIT、データはデジタル庁のアドレス・ベース・レジストリ由来で CC BY 4.0 です。

公開エンドポイントを本番で使う想定にはなっていません。 「制限無しの無料公開」と書かれている一方で、「様子見ながら公開を停止や変更など行うことがあります」「商用稼働は、ご自身でデータを作成しホスティングすることを強くおすすめします」と明記されています。

裏を返すと、自前ホスティングすれば回数制限も外部依存も無くなります。 大量のバッチ処理を回したい場合、この方式が最も安定します。

NAVITIME API 住所検索

キーワードから住所を検索し、緯度経度・郵便番号・階層化された住所要素を返します。ふりがなでの検索や、日本語以外(英語・韓国語・中国語・タイ語)での出力にも対応します。ここまでの4つとは性格が異なり、契約が前提の商用APIです。

判断に効く点が3つあります。

  1. キャッシュ保存が原則禁止です。 利用規約に「本申込書に定めたデータを本申込書に定めた用途のために保存する場合を除き、…データ…をキャッシュ等に保存してはならない」と明記されています。結果をDBに持って呼び出し回数を減らす設計は、申込書で個別に認められない限り取れません。これは運用コストに直結します。
  2. 料金もレート制限も非公開です。 直接契約は「初期導入費用および月間の利用アクセスごとの料金テーブル」で個別設定、リクエスト数についても「具体的なリクエスト数については、営業担当までお問い合わせください。」と記載されています。事前に数値で比較することはできません。
  3. 試すだけなら入口はあります。 90日間の無料お試しに加え、RapidAPI の BASIC プランと SBI API Hub の Trial プランが無料で、いずれもアクセス数の上限は500と記載されています。

認証はクライアントID(CID)と電子署名で、契約形態(直接契約 / RapidAPI / SBI API Hub)によって条件が変わります。

用途別の選び方

地図に数千件のピンを立てたい バッチで座標を求める処理になります。外部APIを大量に叩くとレート制限に当たるため、Geolonia のデータを自前ホスティングして手元で解決するのが現実的です。座標を保存してよいかは、使うサービスの規約を必ず確認してください。

配送エリアの判定に使いたい 精度が結果に直結します。当サイトは実測を公開していないため、必ず自社の実データの一部で検証してください。 どのAPIも、日本の番地レベルでどこまで当たるかは住所の書き方に強く依存します。

リアルタイムに1件ずつ変換したい QPS が公開されている Google Geocoding が設計しやすい選択肢です。Yahoo! と HeartRails は制限が非公開なので、想定量を事前に問い合わせておくほうが安全です。

予算をかけずに個人開発で使いたい HeartRails か Yahoo! になりますが、どちらもクレジット表示が必須です。表示できないデザインなら、この2つは選べません。

キャッシュ条件は必ず確認してください

ジオコーディングの結果を DB に保存すると、呼び出し回数を大きく減らせます。ただし保存してよいかはサービスごとに違います。

当サイトで確認した範囲では、次のように分かれました。

サービス確認できた記載
NAVITIME原則禁止。「本申込書に定めたデータを…用途のために保存する場合を除き、…キャッシュ等に保存してはならない」と明記
Geoloniaデータ自体を自前でホスティングできるため、この問題が構造的に発生しない
Google / Yahoo! / HeartRailsキャッシュ・保存の可否を明示した記載を公式ドキュメント上で確認できず。詳細ページでは「要確認」としています

「記載が見つからない」と「保存してよい」は違います。 当サイトは推測で「保存してよい」とは書きません。呼び出し回数を減らす前提で設計するなら、契約前に書面で確認してください。

NAVITIME の例が示すとおり、キャッシュ禁止は実際にありえる条件です。 「結果をDBに持てば安く済む」という前提で見積もると、契約段階で崩れることがあります。

料金・条件の確認について

このページに記載した内容は、上部に表示している確認日時点で各社の公式ドキュメントを確認したものです。仕様や規約は変わります。実装前に必ず公式ページで最新の内容を確認してください。

誤りを見つけた場合はお問い合わせからご連絡ください。

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